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この記事はグラフィックデザイナーでドラゴンズファン歴30年以上のネコヒートが書いています。
今回は「立浪ドラゴンズ2022の通信簿」をお送り致します。
それにしても、ガッカリな1年でしたねぇ。
まずは、昨年秋、長期低迷していたチーム再建の切り札で、Mr.ドラゴンズ・立浪和義氏が監督に就任しました。
その流れで、立浪監督は龍の星である長距離砲・石川昂弥をレギュラーで使い続けると公言。
しかも、投手力は前年から続き、ほぼ盤石との評判…
切り札 + 和製大砲 + 最強投手力
…このシチュエーションでは、誰でも期待しちゃいますよね?
ネコヒートも恥ずかしながら、いきなり「優勝」するんじゃないかと勝手に妄想し、期待感はマックスでした。
ところが、フタをあけてみたら…
なんと最下位…。
ビリですよ…。
あの投手力で、ビリ。
与田監督もなかなか素人くさい監督でしたが、それより下の順位とは、かなりの衝撃でした。
今回は、そんな、2022年のドラゴンズを総括いたします。
通信簿は次の5項目。
- 打撃力:チームの打撃力
- 投手力:チームの投手力
- 団結力:チームワークをはかります
- 采配力:立浪監督の采配力。投手の継投も含みます
- 球団力:球団の金力。チーム編成能力
各項目は5点満点です。
それではさっそく見ていきましょう、
ドーゾッ!
通信簿
まずは、立浪ドラゴンズの通信簿をご開帳です。
すごい極端なチャートになりましたね。
各項目を見ていきましょう。
打撃力
まずは打撃力から。
打撃力は、皆さんもご存知の通り、☆の評価です。
2022年の各数字はこんな感じでした。
- チーム打率:.247(リーグ4位)
- 得点圏打率:.237(リーグ6位)
- ホームラン数:62(リーグ6位)
- 出塁率:.301(リーグ最下位タイ)
- 得点:414(リーグ6位)
もはや指定席となったホームラン数最下位。
巷では、ホームラン数の話ががやたらクローズアップされますが、
このチームの問題点は、なんと言っても得点力。
たったの414点ですからね。
1位のヤクルトはなんと619点。
約200点差あります。
しかも、先制点を取られたら、8割強は負けるという超低反発打線なんですから。
あまりの惨状に、以前、広告企画を実施したことがありました。
やられたらやり返す、なんていう言葉がありますが、
ドラゴンズは、やられたらやられたまま。
京田選手が「戦う顔をしていない」という理由で責められていましたが、なんのなんの、チーム自体が戦う顔をしていなかったわけです。
先制されたら、負け。
つまらない野球でしたよねぇ。
その責任は、立浪監督、一体誰にあるのでしょうか?
この話、のちの「采配力」に繋がりますよ。
投手力
投手力は、ひじょうに優秀でした。
☆☆☆☆の評価です。
- チーム防御率:3.28(リーグ2位)
ここは問題ありませんよね。
☆5つではなく、☆4つにしたのは、エース不在の先発陣に対する減点です。
打てない打線に失望感を露わにすることがあった、大野、柳投手にはもう一度奮起していただきたいと思います。
団結力
団結力は、☆☆です。
シーズン序盤で、中村紀洋コーチを2軍に更迭。
シーズン中盤では、京田選手を「戦う顔をしていない」という理由で2軍に叩き落し、シーズン終了後には、衝撃の同リーグ内でのトレードを敢行。
なにか、監督自身の好き嫌いで、チームをかき回しているのでは?と勘ぐってしまいましたね。
実際わかりませんが、まさか、ひょっとして、平田のクビも、阿部のトレードも、キャチャー不足にも関わらず桂のクビも、カニカニダンス滝野のクビも、これらもすべて、立浪監督の好き嫌いが原因だったとしたら…?
気に入らないやつは、たったっ斬る!
まさか…これ(↑)じゃないですよねぇ。
仁義なき「立浪組」でも作ろうとしているのでしょうか?
立浪の親分格・清原和博をチームに引き込もうと企んでいる不気味な動きも然り。
やたらとPL人脈にこだわり過ぎなところも「組」意識の偏重にも見えて、なんだか気持ち悪い。
親分のメガネにかなった一部の選手(岡林とか)は良いとして、その他の選手は大丈夫なのでしょうか?
PL組コーチは嬉々としてやっているみたいですが、その他のコーチ陣はやりにくくないのでしょうか?
立浪監督からよく出るフレーズにも特徴があらわれていると思います。
「勝負事は勝たないと駄目」だとか「負けが染み付いている」とか、いちいち戦闘的というか、やっぱり「組チック」。
よくも悪くも「昭和臭」がプンプンするチームカラーに大変貌を遂げようとしているドラゴンズ。
こんな、時代錯誤なチームじゃ勝てませんよねぇ…。
高津監督(ヤクルト)も中島監督(オリックス)も、もっとスマートですよ?
ホントに大丈夫ですか、立浪監督?
采配力
采配力は、☆です。
打力の話ともからみますが、そもそも、今年、チームがこれだけひどかった一番の原因、立浪監督は理解できているのでしょうか?
最下位に低迷した一番の原因、それは…。
立浪監督の采配力!
ビシエドをやり玉に挙げ、暗に“選手のせい”にしてますが、本当は、単純に「点の取り方が下手」なだけなんじゃないですか?
立浪監督も、よくご存知のはず。
現に、低打率で優勝しているチーム、Aクラスに食い込んでいるチームがあります。
オリックスも然り、阪神も然り。
下の表を見ていただきましょう。
打率 | 本塁打 | 得点 | 出塁率 | 長打率 | 順位 | |
中日 | .247 | 62 | 414 | .301 | .341 | セ6位 |
阪神 | .243 | 84 | 489 | .301 | .337 | セ3位 |
オリックス | .246 | 89 | 490 | .317 | .361 | パ1位 |
打撃力の話とかぶりますが、中日の得点だけがダントツで低いと思いませんか?
こういうチームが実在する以上、「打撃力が弱いからチームが弱い」という理屈は、ちょっと無謀、言い訳にしてはダサすぎるというわけです。
(打撃が悪く)点が取れないから最下位になったというのは、単なる「言い訳」でしかありませんよね、立浪監督?
しかも、選手のせいにしてるって、ちょっとズルい…。
最下位の元凶は……立浪監督……アナタだったんです!
提言。
監督が打撃を教えまくるのは控え、
打撃は専門のコーチにまかせましょう。
監督ならば、監督としての仕事をすべきです。
采配を勉強して、レベル1から2にあげるだけでも
勝率が変わるのではないでしょうか?
あと、采配にまったく深みがなく、
相手にバレている恐れがあることに気づいてください。
今のままでは、監督「大失格」です。
以上。
球団力
球団力は、☆です。
中日が暗黒時代を続けている元凶が、まさに「球団力」。
このチームの野球に対する姿勢は何十年も前から変わっていません。
3Nご存知でしょうか?
- 愛がない
- 金がない
- やる気がない
愛がないエピソードの代表は、落合監督時代まで遡ります。
シーズンの終盤、優勝争いしているチームが負けた際、中日球団幹部が万歳三唱したのは有名な話。
結局、このシーズン優勝したのですが、ビールかけの際、この人物はハブにされ、ひとりでビールかけをしている様が実況中継され話題になりました。
ご興味のある方は調べて見てくださいね。
それにしても、こんな野球嫌いが経営しているチームというのが、そもそもガッカリなわけですよ。
嫌なら売ればいいのに、と。
さらに、ふたつの派閥での「派閥争い」も有名な話ですね。うんざりです。
球団の体質が化石級で時代の流れについていけておらず、惨めな姿をさらしていることにも気づいていない、情けない球団に成り下がっています。
「金がない」を連呼すれば、ファンも納得するだろうとたかをくくっているフシがあるのが、ファンとしてはひじょうにアタマにくるところなんですよね。
金に続いての問題点が、チグハグな「編成力」。
まさに、ここにやる気のなさがあらわれてしまっていますよね。
今年もひどかったです。
人レベルでの異動で考えると、次の3人が代表格でしょう。
- 後藤駿太
- タバーレス
- 桂依央利
打撃力が課題だと言うのに、非力な外野手や、一度広島を解雇された投手を獲得してくるチグハグぶり。
オフに入ってからも、桂依央利捕手を解雇にしたあとに捕手不足だと気付き、かつてロッテに放出した加藤捕手を、返してもらうという、コントみたいなおバカっぷり。
誰か、解雇する前に気づかなかったのかよ~と思いました。
こういうアホアホ中日劇場を見るたびに、ファンは思うわけです。
早く身売りして欲しい…
なんなら今のまま、バンテリンのコーワさんに買い取って欲しいものだと、切に願っています。
やはり、ドラゴンズは強いチームであってほしい。
ドラゴンズが、「中日でないと駄目」なんて言う変な人は、ほとんどいないと思いますよ。
2022年 総評
1年見て、立浪監督にがっかりしました。
そんなもんだったのかよ、と。
もう少し野球に長けた監督ならば、悪くても3位に入ることができたように、どうしても感じてしまいますね。
しかし、2022年オフは、ケチ球団には珍しくメジャーリーガー(アキーノ選手)を補強したのは覚悟のあらわれと見ていいのでしょうか?
よって、これだけケチ球団の金を使い補強しまくった2023年は、立浪親分の勝負の1年になってしまいそうですね。
今年同様、最下位になるようなら、3年契約の途中ではありますが、2年目での解雇もありうるでしょう。
最後に、中日ドラゴンズ2023年度の展望を。
正直、アキーノの加入では大きくは変わらないと思います。
仮にホームランを30本打ったとしても、優勝するとはとても思えません。
実は、2017年に35本打った外国人選手がいました。
覚えてますでしょうか?
そう、アレックス・ゲレーロです。
- 試合数:130
- 打率:.279
- 本塁打:35本
- 打点:86
- 出塁率:333
- 長打力:.563
- OPS:.896
今のドラゴンズ打線の惨状を考えれば、数字自体は悪くないですよね。
この助っ人がいたのは、森繁和監督の1年目のことでした。
しかし、2017年のチーム最終成績はこんな感じ。
143試合59勝79敗5分 勝率.428
首位までの差は28.5ゲーム差。借金はなんと20。
…ヒドいでしょう?
モリシゲ監督自体の采配も相当ヒドいレベルでしたが、順位は采配のレベル通り、5位に沈んでいます。
おわかりでしょうか?
ホームランバッターがいたって、しょせんこんなものなんですよ。
ホームランバッターがいたって、勝てないチームは勝てない、んです。
こんなことは立浪監督が一番知っているはず、なんですけどねぇ。
そういう、自分の采配能力のなさを他に転嫁しているところに、器の小ささというか、監督としての資質を疑ってしまうわけです。
このあたりに関しては、名将・権藤さんが気付いているように思いますね。
真に必要なのは、
立浪監督こそが目を覚まし、采配能力をアップすることが、優勝する唯一の秘策なのだと考えますが、さていかに?
がんばれ!2023年ドラゴンズ!