このブログへのアクセスありがとうございます。
今回の記事は、グラフィックデザイン歴20年以上・ネコヒートが書いております。
今回はグラフィックデザイン実験企画。
仮に文学をインフォグラフィック化してみたらどうなるか?というもの。
題して「1枚で伝える文学」!!
インフォグラフィックって何?
インフォグラフィックとはインフォメーショングラフィック(Information Graphic)の略で、「情報をわかりやすく整理整頓し、人に伝えるために視覚化したグラフィックデザイン」のことです。
インフォグラフィックって実際どんな感じなの?という人は、「インフォグラフィック」という単語でググってみてくださいね。きっと、一度や二度はインフォグラフィック的なビジュアルをテレビやWEBサイト、雑誌などで見たことがあると思いますよ。
通常は、数字がいっぱい載っている年表だとかの資料をインフォグラフィック化すること多いのですが、今回はあえて物語の形態を持つ「小説」のインフォグラフィック化にチャレンジしてみました。
「蜘蛛の糸」インフォグラフィック化
今回、題材に選んだのは芥川龍之介のショート作品「蜘蛛の糸」。
有名な小説なのでご存知の人も多いのではないでしょうか?
今回のインフォグラフィック化にあたって、新潮文庫「蜘蛛の糸・杜子春」とWikipedia「蜘蛛の糸」に掲載されている情報を参考にさせていただいております。
文庫本でも4ページ程度という短さであっという間に読めてしまいますので、気になった人は是非読んでみてくださいね。
登場人物
主な登場人物はたったの2名。
- 犍陀多…殺人・放火などをした泥棒
- 釈迦…お釈迦様。極楽浄土をお散歩中。
あらすじ
ある日、釈迦は極楽浄土を散歩してました。蓮池から地獄を覗き見ると、大勢の極悪人どもが血の池地獄の中で苦しんでいるところ。
釈迦はふとその中に犍陀多という極悪人を見つけました。殺人、放火、強盗を働く大悪党でしたが、彼は過去に一度だけ正しい行いをしたことがあったのです。
地獄に堕ちる前のこと、彼は林の中で見つけた小さな蜘蛛を踏み殺さず命を助けました。たった一度の善行。それを思い出した釈迦は、犍陀多を地獄から救い出してあげようと思い、極楽の蓮池から血の池地獄を目指して一本の蜘蛛の糸を垂らしました…。
さて、その後犍陀多はどういう行動をとったでしょうか?釈迦の慈悲の気持ちに応えるのでしょうか?それとも…というのが大まかなあらすじです。
作品(モノクロ)
インフォグラフィック化するにあたって、「物語」の「時間の経過」をどう表現しようかと悩みました。
しかし、タイトルにも出ているんだから、やっぱり「蜘蛛」かなぁ、と。
蜘蛛キャラクターをアイコン的に使用し、蜘蛛から出ている糸にストーリーを時系列で載せてデザインするというアイデアに決めました。
実際の作品はコチラ!
作品(カラー)
!現在制作中(公開未定)!